レパートリー曲が増えない、と悩む必要はありません
「曲を覚えるのが苦手で、、、」「レパートリーがなかなか増えなくて、、」
と、悩んでいる方が多くいらっしゃるようです。
これはギターやピアノなどのソロ演奏もできる楽器の演奏をしている方が多く持つ悩みのようですが、、、
正直なことを言うと、、下記のようになります。
「人前で演奏する機会が無いのに、レパートリーを増やす(完コピをする、暗譜をする)のは無理ですよ!!」
少し考えればわかることなのですが、人に聴いて貰う機会がないのに完璧な演奏をする、全部をしっかりと覚えておく、という行為は
「別に必要が無い」ことなのです。
これを伝えると「でも、しっかりと曲をマスターした上で人に聴かせれるようにしたいのです」と言う方がいます。
ですが、大抵の場合そういう方に限って「まだ人に聴いてもらう日を設定していない」のです。
正直、一曲をマスターすること、覚えること、というのはかなりの労力が伴うものです。
「人に聴かせる機会がある」「いい所を見せたい」「恥をかきたくない」という理由付け、動機無しにはなかなか難しいものです。
結局「曲全体を覚えること」に固執してしまい、曲の中のニュアンスや、表現などの細かい部分は練習せず、見につかず、
「ただ全体をなぞって弾けるようになっただけ」という結果に陥りがちです。
それであれば無理に全体を覚えるよりは「自分の好きな箇所をしっかりとニュアンスも含めて練習すること」の方が、
練習効率としては高くなります。
もちろん「大好きな曲で自然に全パートを覚えちゃった!」ということであればそれは素晴らしいことですし、理想的なことです。
でも「中々覚えられなくて、、」と感じる時点でその曲は自分にとって
「人前で演奏する機会を作らないと覚えるのは難しい曲」であると自覚すると良いでしょう!
まとめると下記のようになります。
★覚えるのが難しいと感じた曲は無理せず、好きなパートのニュアンスなどの練習に集中する。
★それでも覚えたいと思った場合は人前で演奏をする機会を設定し(ライブなどをする。友達の前で聴いてもらうのでもOK)自分にとってプレッシャーを作る/動機付けをする。
★上記のようなことを意識せずとも、その曲が大好きで自然に覚えることができたらそれは理想的!
もちろん人によって事情はそれぞれ異なりますし、あまりにも曲を覚えることを嫌う生徒さんに対して先生が
「もっと曲を覚えるように意識しなさい」と指導をするケースはあります。
自分にとって一番バランスの良い、効率の良い練習方法を見つけて下さいね!
とりあえず「覚えなくてはいけない」と悩んで苦しむ必要は無いということです♪
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