ベースの上達のための知識、ベースレッスンについて、その他、「ためになる音楽話し」や「講師のつぶやき」など不定期で更新していきます。
★コラム1 【メトロノームを使ったおすすめの練習方法】
皆さんはメトロノームで練習をする時、どのようにメトロノームを鳴らしていますか?
1小節の中で1拍ずつ鳴らすのが普通だと思います。
慣れないうちは上記の通りでいいのですが、慣れてきたら2拍目と4拍目だけで鳴らすのがとてもおすすめです。
これは一般的にドラムのスネアが鳴る位置でメトロノームが鳴っている状態です。
(2拍目と4拍目にアクセントを置くことをバックビートと呼びます)
この練習をすることにより、よりドラムのスネアを意識した演奏ができるようになりグルーヴ感が養えます。
また、1小節の中で鳴っているメトロノームの数が半分になるのでテンポキープ力も磨きやすいのです。
他にも8分音符の裏で鳴らしたり、2拍3連で鳴らしたりと色々な方法がありますので、試してみると楽しみながらリズム練習することができると思います。
★コラム2 【私がコピーし練習曲として活用していた一例】
ベースを弾いていて楽しい!と感じるのはどんな時が多いでしょうか?
好きな曲が弾けるようになった時や、セッションにおいて音でコミュニケーションを取る時、ライブでお客さんと盛り上がった時など様々だと思います。
普段の練習も同じように楽しくできたらいいと思いませんか?
世の中にはたくさんの楽曲があり、曲によってはとても練習になるものも多いです。
ここでは私がコピーした曲の中で練習曲として活用した楽曲の一例と理由をご紹介します。
・IRON MAIDEN「Aces High」
とてもテンポが早く2フィンガーで弾く曲です。
力んでいると右手が疲弊して最後まで弾ききれないので、脱力して弾くための練習曲として活用していました。
・水樹奈々「WILD EYES」
この曲のベースラインはコードトーンを追いかけるラインが多いので、自然とフィンガリングのトレーニングになります。
・George Duke「Shine On」
ファンクです。ルイス・ジョンソンがベースを弾いている楽曲です。ファンクらしい細かいパッセージやゴーストノートが多いためリズムトレーニングとしてよく弾いていました。間奏がスラップなのですが、アドリブでスラップソロっぽくするのも楽しいですよ。
また、ファンク系の曲は大体の曲がグルーヴ感を養えてリズムトレーニングとして優秀だと思います。
曲をコピーするのはとても勉強になるし楽しいので一石二鳥ですね!
★コラム3 【ベースでタッピングすることの意味と見解】
私はベースでのタッピングが大好きです。
ギターでは広く用いられる奏法ですが、ベースでタッピングをすることに意味があるのか?というところに、簡単ではありますが私なりの見解を述べたいと思います。
一言でタッピングと言っても1本弦上で行うものやコードを基盤としたメロディックなもの、パーカッシブなものといくつか種類があります。
中でも私が最も多用するのはコードを基盤としたメロディックなものなんですが、これはバッキングで使うと楽曲の雰囲気をビックリするぐらい変えることができます。
同じコードでも音色によって感じ方も違っていて、ベースの場合は落ち着いていてどこか切なさを感じる音色になると思います。
また、フワフワとした不安定感も演出しやすいので、楽曲でそういう雰囲気が欲しい時は使いやすい奏法だと思います。
結論としては、指弾きやスラップ、ハーモクニスとも違う独特な感じが演出できるのでこの奏法を用いる意味は大いにあると思っています。
ただ、楽曲によってはベースが主張しすぎてしまったり、一緒に演奏する人によっては即却下されかねない部分はあるのでそこは注意しましょう。(笑)
タッピングはできなくても特に困らないオマケ的な奏法ではありますが、うまく使えれば個性にもなる面白さを持った奏法です。
これからも深く探求していく分野ですので、ご興味があれば皆さんもチャレンジしてみてください。
ベースの可能性が感じられてよりベースが楽しくなると思いますよ。
ベースコラム ベース周りの機材、小物などを通販で買うならココがおすすめ!
現在は Amazon などの通販サイトを使っている方も多いと思いますが、 楽器弾きであれば、是非知っておいてほしい通販サイト、「サウンドハウス」について、
次の記事で紹介していますので是非参考にしてください。
楽器弾きが知っておきたい通販サイト!サウンドハウス【音楽関係の機材を買うならここ!!】
通販サイトは数多くの候補があるかと思いますが、サウンドハウスは音楽関係の通販サイトとして老舗で、品揃えも豊富ですし何より価格が安いです!
ベース本体の販売も取り扱っていますし、解説やレビューもしっかりしているので選びやすいと思いますよ。
ピックや、シールドなどの小物もガッツリ揃っていますので、そもそも世の中にはどんな商品があるのか?知るという意味でも良いかもしれませんね!!もちろん、ベース用のアンプやエフェクターもあるのでチェックしてみましょう!
ベースコラム 楽しくベースの練習をするために!
ベースはバンドのボトム/基礎を支えるポジションです。
一見するとギターに比べ地味な存在に扱われがちですがとんでもない!
とってもやりがいのある奥の深いパートです。
私の知り合いのプロベーシストなど、「元々、一番簡単だろうと思ってベースを始めたのに、今は【しまった!何て難しい楽器を選んでしまったんだ!】と思っているよ」と言っていました(笑)。
それだけ、奥深い、やりがいのあうパートなんですね
但し、ギターなどと比べて家で一人で弾いていると、和音やメロディを演奏することが少ない分、飽きが出てしまいやすい面があるかと思います。
今回は、ベース演奏のレベルを高めるために、練習を工夫して楽しむ為の心がけについて書いてみたいと思います。
【ベースの練習を楽しむことを重視している、という認識を再確認する】
当たり前のことですが、「楽しむ事を重視している】という認識を持つことは意外と見落としがちなのです。
「効率的に上達するには?」「今は何の練習をするべき?」などと考えすぎてしまった結果、
元々はモチベーションが高かったから色々考えていたはずのことが、
ベース練習の楽しさを奪ってしまうことがあります。結果あまり練習しなくなってしまう人も、、、。
どんな人にも、練習する時間には限りがあるものです。一日のベース練習メニューの中には、
「めいいっぱい楽しむための時間」「楽しむスキルを上げる時間」を設定してあげることが大切かもしれませんね。
【集中する時間と、ながら練習をする時間を分けてみる】
例えば「よーし今日は3時間練習するぞ!」と決めていたとしても、
本当にその時間目一杯集中するのは簡単なことではありません。
例えば、指の体操がわりの運指練習、スケール練習やフィンガリングのフォームを固めるストレッチ的なトレーニングであれば、「野球の中継などをみながら、反復練習をする」という気分転換をしながらでも効果があることもあります。
全ての時間に集中しなくてはいけないというのは特に趣味でベースを弾いている人には敷居が高いですよね?
気軽にベースに触れている時間を増やすことができると良いのでは無いでしょうか?
【練習メニューには、CDなどの音源と合わせて楽しむ時間を作る】
ストイックな思考になるとつい、基礎練習やメトロノームの練習をしただけで「練習をした気分」になってしまいがちです。
もちろんバランスが大切なのですが、一日の練習の中には「曲に合わせる時間、CDなどのドラムに合わせて演奏する時間」を設けるようにしましょう。
運指練習などの基礎練習や、メトロノームの練習はあくまで「アンサンブルに活かすための練習」のはずです。CD等に合わせてアンサンブルをして、「楽しみながら、他のパートにも耳を傾ける習慣」を作りましょう!
ベースラインは細かいニュアンスにこだわってコピーしなければ死活問題!
ベースほど、休符や音の長さのニュアンスへのこだわりが求められる楽器は無いのでしょうか?
特に、音の切り方については、ギターリストとの認識にはある程度差があるように感じられます。
ベーシスト同士が音の切り方や伸ばし方について興奮気味に討論していることや、有名プレイヤーの音の切り方や休符の長さについて絶賛している光景はよく見られるのですが、
ギターリスト同士だとまれに思います。(ギタリストは機材の話や、テクニカルな話題をしていることが多いですね(笑))
もちろん、貴方がまだベースを始めて間もない初心者さんであれば、まずはタブ譜を見て、音を追えるようにするのが最優先で構いません。
CDやオリジナル音源に合わせてベースを弾いて、楽しむことが最優先で良いですよね!
但しある程度経験のある中級者さん~上級者さんベーシストであれば、
「音の切り方、伸ばし方」
「休符の長さ」
「グリスやスライドのニュアンス」
「ピッキングの強弱」
などは、徹底的に拘ることが望ましいですし、求められます。
正直、テクニカルな部分を求められることが少ないベースという楽器の特性上、上記のような(一見)細かい部分に見える「ニュアンス」への造詣の深さは非常に重要となります。
その部分へのこだわりがベーシストとしての評価の大部分を占めていると言ってもよいでしょう。
もしタブ譜を使ってのコピーをするのであればまずは譜面に書いてあるニュアンス記号(グリス、スライド、ハンマリング・オン、プリング・オフなど)に気をつけることはもちろん必要です。
そしてその上でよくオリジナル音源を聞き、どのようなニュアンスを出しているのか?奏法を使っているのか?ドラムとのコンビネーションは?
そういった部分についてよく考えることで一歩進んだプレイが出来るようになるはずです!
耳コピなどでベースラインをコピーする時はなおさら、ニュアンスへのこだわりを強く持ってコピーしてみましょう!
こだわりが強くなればなるほど、ベーシストとしての評価は上がっていくはず!頑張って練習してみてくださいね!
ベーシストの「手の大きさ」問題
「手が小さいから楽器が弾けない」や「手が小さいから左手がキツい」、「手が小さいから楽器は妥協した」という言葉をよく耳にします。
単刀直入に言いますと、ベースは体の作りに左右されません。
ここまではっきり言うからには納得させる何かしらがあるんだろうな?とお思いになったと思います…
理由は、シンプルに私自身の手がすこぶる小さいのです(笑)
成人男性で私より小さい手は見たこともないですし、なにより女性とほぼ同じ大きさの手をしてます。
さらにネックのシェイプや、細さなど様々で、楽器を販売する会社側もかなり工夫されています。
「手が小さいから」は折角興味を持ったベースを諦める理由にはもったいないです!
手が小さいという人は是非一度私と手の大きさ比べをしましょう!